ニュージーランド首相 ジョン・キー辞任
会計学を専攻し、為替取引人からメリルリンチヘ。
金融のエキスパート、ジョン・キーを首相としていたニュージーランドは眩いばかりの経済成長を遂げてきました。
ジョン・キーの辞任理由も、家族ともっと一緒にいたいというなんともニュージーランドらしい理由です。
幸福度ランキングの常連のニュージーランドは家族のことを一番に考えるのが国民性。それが顕著に出た辞任理由でした。
日本では考えられませんが、首相職が3期目、10年に及んだことについて、「トップに長く居座り過ぎるリーダーが多い」と発言したり、家族思いだったりと人間味があり素晴らしい首相だったのではないでしょうか。
さて、次の新しい首相によりニュージーランドの経済を含めた未来が気になるところです。
新首相 ビル・イングリッシュ
ニュージーランドの元副首相兼財務相のビル・イングリッシュが12日、与党・国民党による党首への選出を受け、ニュージーランドの新首相に就任しました。
副首相の後任には、気候変動問題相を兼任しているポーラ・ベネット公営住宅相兼公共サービス相の就任が決まりました。
国民党のピーター・グッドフェロー会長は、イングリッシュ氏とベネット氏を「経験と新しい考え方がうまく組み合わさった」、「卓越した指導者」だと評価しています。
さて、ビル・イングリッシュ新首相とは一体どのような人物なのでしょうか?
大学卒業後、これもニュージーランドらしい農夫に。その後政策分析官として国庫庁にて勤務。社会保障や教育分野で手腕を発揮し1999年に財務大臣に就任します。
その後、収入役等を経て財務報道官に就任。ジョン・キー政権下で副首相、財務大臣、社会基盤施設大臣を兼務しました。
新しい指導体制の下で、ニュージーランド国民は期待通りの「安定した政府、そして”家族や企業にきちんとした結果をもたらす”ことに専心する政府」がもたらす恩恵を、今後も受けることになるのではないか、と言われています。
ニュージーランド銀行(BNZ)の調査責任者スティーブン・トプリスもイングリッシュ首相とジョイス財務相らにより構成する新政権で経済財政方針に大きな方向転換はないだろうと見解を示しています。
1990年に初当選して以来、教育や健康、金融を担当する閣僚を歴任してきたビル・イングリッシュ。
今回もこのような金融や福祉に長けた方が首相に選ばれました。
ジョン・キー前首相の経済政策が功を奏したこともあり、ニュージーランドのグローバル社会における存在感は増すばかりです。
現在ニュージーランドで深刻な問題のひとつとなっている住宅不足に対しても、新政府は緊急住宅対策を講じています。公営住宅(Housing NZ)の増築などにも力を入れていくようです。他の海外不動産市場とどのような違いを出して行くのか期待が高まります。
その記事は来週リリースしますので乞うご期待!
今後もニュージーランドの未来は明るいですね!
※文章内画像(著作権者:Flickr user New Zealand Tertiary Education Union. CC BY-SA 2.0 <Wikipedia>)
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