現地不動産屋が教えるニュージーランド移住&投資ガイド
Currency Rate1NZDJPY 94.06 USD 0.594 2024年04月27日 15:43 PM  更新

ニュージーランド基本情報教育

New Zealand Overview

教育について

Education

ニュージーランドはイギリスの教育制度の影響を強く受けています。
そのため、夏の終わる1月下旬から12月中旬で1年となります。(日本と四季が逆なため)

特徴としては

 

  • 移住した場合費用が抑えられる
  • 移民や留学生が多いため、学校の受け入れ体制が確立していて安心
  • 義務教育期間は、入学時の英語力条件が厳しくない
  • 入学時期が年に4回あるため、学校に合流しやすい(学年によって異なる場合有り)
  • ゆったりした国民性により、人種的に受け入れられ易い

義務教育は6~16歳ですが、5歳の誕生日から小学校(プライマリースクール)に入学することができます。多くの子供が5歳から学校へ通いはじめますが、誕生日によって小学校への入学時期は人によってバラバラなため、小学校の入学式はありません。在籍する学年(年齢別)と実際に学習する教科レベルは必ずしも同じではなく、苦手な科目は1つ低い学年を受けるなど、レベルに合わせて設定されます。また、基本である英語のスキルは重視されるので、英語レベルが低い留学生などは英語の授業が多く設定されます。

公立の授業料について

School Fees

公立学校は政府援助を受けています。そのため、プライマリースクールやセカンダリースクールはニュージーランド人には無料ですが、外国人の場合、永住権を持っている親の子どもと、就労ビザがあり一定額以上の収入のある親の子どものみ無料になります。ただし、全く費用がかからないということではなく、学校ごとに寄付や建物管理費用と言う形で学校への送金が必要になります。寄付金の目安は年間200~300NZドルほどで、その他課外授業等の費用は別途必要になります。

初等教育について

Elementary Education

前述した通り、5歳の誕生日を迎えた子供によって入学の時期は様々なため、入学式はありません。
卒業式は簡単にですが執り行われる学校が多い様です。

校舎

 

広さは様々ですが、ニュージーランドの小学校の校庭は芝生です。
また、天候さえ許せばランチやその後の休憩時間などは外に出て太陽の下で過ごします。

通学

 

徒歩、バス、自転車(10歳以上)、電車、スクールバス、親による車送迎。

授業

 

イギリス文化らしく、ほとんどの学校でモーニングティータイムがあり、それを境に前後で授業が分かれています。(モーニングティータイム前に1時間目と2時間目を行う、といった場合や、モーニングティータイムの他にブレインフードと呼ばれる小休憩を挟むなど様々)その後のランチタイムを挟んで午後の授業が始まり、午後三時には授業は終了です。これは、高学年でも共通です。低学年では、机や椅子は絵を描くなどの作業の時のみ使い、授業は先生を囲むように生徒が床座りして受けます。高学年になれば、椅子に座って受ける授業が多くなります。

モーニングティー

 

午前中に生徒だけでなく先生も一緒にリラックスするモーニングティータイムがあります。飲み物やおやつは各自持ってきていて、栄養を考えてフルーツを持たせる場合や、スーパーで買ったお菓子を小分けに持ってくるなど家庭によって様々です。ちなみに、学校だけではなく会社でもモーニングティーやアフタヌーンティーといった習慣があり、思い思いに小休憩をとっています。

中等教育課程

Secondary Education

中等教育課程

各教科で単位を取得し、規程単位数を満たせばその科目の次のレベルの授業を受ける事ができます。
試験は主に校内試験と、年末のNCEA(全国統一試験)の2つです。日本での中学と高校はニュージーランドでの高校の5年間(Year 9~13)にあたり、Year 9~10では、英語、社会、数学、理科が必修科目になり、Year11以降は必修科目+進路に合わせた科目を選択します。大学に進学希望の場合はNCEAのLevel 3をパスしなければなりませんので、Level 1、2からしっかりした準備が必要です。
進学ではなく就職を希望する学生は、ポリテクニックなどの専門学校に行く為にNCEAのLevel 1や2で高校を終えて進学します。

NCEA(全国統一試験)

National Certificate of Educational Achievement

NCEA

National Certificate of Educational Achievementのことで、ニュージーランドの教育省が定めた教育指針に基づく一種の国家資格とされています。Year 11から受験となっていて、通常、Year 11でLevel 1、Year 12でLevel 2、Year 13でLevel 3を受験します。NCEAの取得によって、大学やポリテニックの入学資格や入学試験が左右されます。また、日本の大学への進学の場合も、NCEAを学力の判断指標としている大学が多く有るため、必要となります。

  必須単位数 進路
Level 1 Level 1以上の科目で80単位以上取得
( 数学、国語はそれぞれ8単位取得 )
ポリテクなどの専門学校のサティフィケースコースに進学可能
Level 2 Level 2の科目で60単位以上取得 ポリテクなどの専門学校のディプロマコースに進学可能
Level 3 Level 3の科目で60単位以上取得
及びLevel 2以上の科目で20単位以上取得
大学やポリテクなどの専門学校の学位コースに進学可能

大学進学準備コース(ファウンデーションコース)

Foundation Course

NCEA

日本とニュージラーンドの大学での学力や専門知識、一般教養レベルを補足したり教育制度を学ぶための学校です。
コースは通常8ヵ月~1年で、年に数回の入学時期が設定されています。コース内容は様々で、大学で専攻する科目の基礎知識だけではなく、カレッジスキル(ノートの取り方やレポートの書き方、調査やプレゼンテーションの仕方など)も含まれます。

ニュージーランド ガイド

New Zealand Guide

ニュージーランド ガイド

New Zealand Guide