Devonport(デボンポート)の伝統的建物
オークランドの中心都市のひとつで、早くからヨーロッパ人が入植して作られた影響から、レトロな街並が美しいデボンポート。そのデボンポートに位置し、バロック調の伝統的建物として有名な建物が、1980年以降初めて市場に売りに出されることになりました。
この建物は2階建てで、1,123平方メートルの広さがあり、30 King Edward Paradeに面し、130年以上前にRichard and Robert Duderという双子によって建築されたものです。
990平方メートルのこのウォーターフロントのビルは、ハーバーからオークランドのセントラルまでの素晴らしい景色が展望が可能。
条約により12月2日までには売却が予定されています。
建物の正面は、有名なアートギャラリーや海に面したレストランやカフェ、パン屋や不動産会社のオフィスが入っており、NZ$134,000/月のインカムがあります。とはいえ、1階から屋上を含めればNZ$300,000/月の市場価値があるといいます。
さらにビルの後ろには大きな駐車場も備わっているという物件です。
ニュージーランドの役所の許認可事情
しかしながらこのバロック調の建物は、役所の伝統的な建物リストには入っていませんでした。結果、この伝統的な建物は建物の外観や正面を大きく変更はできないものの、フロアを増やすことを含めた再開発の許可がおりたのです。
リストには入っていないとはいえ、こういった伝統的な様式の建物は、日本の京都のような景観を大事にする文化の地域に多く見られます。
そのため、景観・緑・日照権・色・高さ・プライバシーなどについてはチェックされた上で役所も許可を出す様です。
マオリもこの海に面した土地は祖先からのものとして、開発による影響について注目しています。
ただ、ニュージーランドは現在建築ラッシュ。役所が大混雑しています。
申請しても、ニュージーランドののんびりした性格と相重なり、許認可がおりることが遅れることもしばしば。また住宅開発の場合は、住居不足から、中層のマンションを建てられる場所に低層のマンションを立てようとするとリジェクトされたり…なんてこともあるのです。
ニュージーランドのマンションの開発事情
ニュージーランドは小さい国の為、外資のデベロッパーが入って来にくいのが現状です。マンション開発で銀行融資が実行されるのも、完成前販売で7割が売却された後という制約もあり、デベロッパーには資金力が求められています。
昔ながらのKIWIのファミリーが好むのは、夏はバーベキューもできる一戸建てが主流です。しかし、日本人がマンションの快適さを知っているように、アジア圏の移民にとってはマンションは受け入れられ易いものです。
勿論アジア圏以外の外国からの移住者や、1人暮らしの人にもマンションは人気があります。移民の増加傾向から、地方の一軒家より利便性に優れた都心のマンションの需要は年々高まっていて、最近では都心部でのマンション開発も盛んとなっています。
開発といえども、商業ビルやマンション、戸建などの不動産から、小口など様々な手法もありますので、海外不動産を検討する選択肢の一つに入れるのも良いかもしれませんね。
当ページでも、開発についてのページを12月にアップ予定です。
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