飛び級と聞くと、わー海外独特の文化!と思いますが、この文化はニュージーランドの小学校にももちろんあります。
日本のようにこの日からこの日は何年生、という生年月日での区分けがないのです。
そのため、7~9月生まれの子は学年分けの境目に誕生日となるため、急に一つ上のクラスに進級していることもあります。
もちろん、先生たちだけで決めることではなく、保護者とも相談しています。
もしそのままのクラスでいたい場合は、飛び級を断ることもできます。また、飛び級をしてもまた元の学年に戻ることもできます。
そして、さらに不思議なのは、得意な科目があれば、その科目だけその子に合わせた学年で(例えば2つ上など)で受けることもできます。
小さい頃は同い年の子と遊んだ方が良いのではという考えはあるものの、もっと大きくなるとさらに飛び級はポピュラーなものになります。
もちろん、レベルに合わせた勉強を選ぶことが出来る分、それに見合わない場合は逆に留年する可能性もあるのです。
さて、学校の先生はというと、遅くとも午後4時頃には家に帰っていて、学校が休みの時は先生も休みになります。ニュージーランド人は日本人よりも全体的に働く時間は短いですが、先生も例外ではないようです。
Teacher Only Dayという、子供たちのみお休みの日もあります。でも、親が働いていて預かってもらえる人がいない場合は子供も学校に来てもOKで、スクールバスも通常通り運行しています。
アメリカなどもそうですが、基本的には鍵っ子のような習慣がなく、ある程度の年齢までは子供には大人がついていないといなければなりません。
先生は通常、職場にできるだけ近い場所に家を選びます。特に大きな理由がない限り、日本のように通勤に1時間も2時間もかけることもありません。
子供たちは先生のことを「Mr.○○」「Miss ○×」「Mrs.××」と呼びますが、親は先生のことを普通は下の名前で呼んでいます。日本では先生のことを気軽に呼ぶ親御さんはあまりいないので、これも文化の差ですね。
校長先生も日本よりずっとカジュアルで、まず、子供が休む等用事があって学校に連絡の電話を入れる時、毎回とは言いませんが、校長先生が電話に出ます。また格好も他の先生と同じく、ネクタイにスーツなんて格好はしません。
もし担任の先生が休む場合は、校長先生に相談するのもニュージーランドならではです。学校案内のパンフレットだって校長先生が直接ポストに入れに行く場合もあるほど、校長先生は身近な存在なのです。
勿論全ての学校の全ての先生に当てはまるとは言えませんが、ニュージーランドは日本に比べてまだ良い意味で田舎なので、そういった光景を見られるのかもしれません。
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