主要銀行ANZ・BNZ・Westpacが顧客との戦いで歴史的な低金利を発表
2018年11月22日
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BNZは急増する住宅ローン戦争の為に、2年固定金利を「歴史的な」3.99%に下げました。
また先週ANZは、第2次世界大戦以降では、史上最低金利の1年固定金利3.95%を発表しました。そしてさらに驚くことに、新しい住宅ローンを取得し、ANZに3年間住宅ローンを預託することを約束した顧客に対しては、3,000ドルのキャッシュバックインセンティブを提供します。
一方Westpacは、ANZに合わせ、1年固定金利を3.95%まで引き下げることを発表しました。
小規模な銀行は、4%以下の金利での顧客へのオファーはありましたが、大手銀行の貸出金利は1940年代以来ずっと低くなっていません。記録的な最高金利では、1988年には19.72%と驚異的な数字でした。
ローン市場の住宅ローンアドバイザーであるBruce Patten氏は、
「春は従来、銀行が特別金利をリリースする時期ですが、現在の低金利の商品で、彼らが顧客獲得のための戦いを繰り広げていることがわかります。銀行側は、顧客に不動産売買の意欲を掻き立たたせるために、利益を下げて融資を実行しています。低金利になることは、消費者にとっては素晴らしいことです。」と語っています。
今回金利が下がった事により、昨今オークランドを中心とした住宅価格の急騰でマイホーム購入が難しかった人々にも、購入を検討出来るようになったといえます。
その後の需要の落ち込みと投資家を対象とした新しい政府の規制は、価格と販売軒数を高め、今年はほぼ横這いにとどまりました。
「しかし、10月にはまた価格が上昇し、売却された家屋の数は増加した。」とBarfoot&ThompsonのManaging Directorである Peter Thompson氏は述べました。
銀行の新しい低金利と組み合わされた春のこれらの兆候は、今や再び価格を押し上げる新しいバイヤーが市場に参入するようになるきっかけになるかもしれません。
しかし、CoreLogicのSenior analystであるNick Goodall氏は、新しい低金利が市場にかなり多くのバイヤーをもたらすとは考えていませんでした。
同氏は、「これは、責任ある貸出法が、銀行が潜在的な買い手に対して、資金についてストレステストを実行し、7%を上回る率で住宅ローンを支払う余裕があることを保証することを要求するためです。」
「銀行の焦点は依然として厳しい所得テストであり、借り手の所得が十分である事を確認し、住宅ローンと保守性テストを受ける余裕がある。」
「だから、もし顧客が4%以下でローンをくめるとしたら、明日7%の金利に上がったとしても、人々は金利を支払うことができると確信している。」と述べました。
これは、銀行がより多くの顧客に貸し出しをしたいという欲求を持っている一方で、銀行が新しい顧客層や住宅販売の大幅な増加を検討していないのはなぜかという疑問も呼びます。
低金利は、顧客を他の銀行から奪い、新しい住宅ローンを引き出す人々を引き付けることを目的としていました。
リファイナンスゲームも同様です。
ANZ・BNZ・Westpacが提供する低金利の貸出は、自宅に自宅の20%未満の資本を保有する顧客に提供されているといいます。
しかし、ローン業界に詳しいPatten氏によると、ANZの3,000ドルのキャッシュバック・オファーは、自宅で20%未満の株式を保有する顧客に提供されているといいます。
BNZのChief economistであるTony Alexander氏は、「低インフレを持続し、依然として強い経済成長にもかかわらず、中央銀行のLVRルールの有効性と最近のニュージーランド住宅市場の冷静さが、銀行に低金利を提供する自信を与えた。」と述べました。
一方、銀行のGeneral managerであるLogan Munro氏は、銀行の新しい2年間の利率を「BNZの歴史に見られない低金利であり、現在の住宅所有者にとって本当のボーナスだ。」と述べています。
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