昨今ニュージーランドでは、日本独特の食べ物や、サブカルチャーが人気を集めています。今回は、ニュージーランドで開催された日本文化を紹介する展覧会、「ジャパンデー2017」の様子を見ていきます。
6万人もの来場者を集める「ジャパンデー2017」
日本の文化を紹介する「ジャパンデー2017」が、今年も無事開催されました。
昔は、コヒマラマという住宅地区の学校の体育館で開催されていましたが、年々拡大し、今年はオークランド市内の中心、ウォーターフロントにある会場で開催されました。なんと、6万人もの来場者を集めたそうです。
日本の文化・食を紹介するだけでなく、各スポンサーの展示場という側面もあります。盆栽、生け花、お茶の作法を紹介している一方で、若者に大人気のアニメフィギュア販売店が出店していたりと、老いも若きも皆一丸となって、日本文化を紹介しているのです。
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資産分散と償却メリットを狙った「ニュージーランド不動産」活用法
我々も、例年スポンサーとなって不動産紹介コーナーを設置しています。今回おもしろかったのは、「日本の不動産を販売しているのか?」という問い合わせをしてきた人が3組もいたことです。ニュージーランド人も、日本の不動産購入に興味があるのだと気が付いた次第です。
オークランドの至るところから人が集結するこのイベント。不動産ブースでは、中国の方からの問い合わせがダントツです。どんな家なのか、値段はいくらかと具体的な質問をされます。ジャパンデースペシャル割引はあるのかと、ちゃっかり交渉もしてきます。
次に多かったのは、インド人家族。何も言わず、微笑みを浮かべながらブース内の資料を見つめる人が多いです。見学途中で声はかけず、しばらく様子を見て、読み終わる頃に「どこから来ましたか?」と最初の質問を投げかけます。そのようにして、少しずつ興味のある物件内容、予算、地域性を聞き出すのです。インド人は、3世代で暮らせる大家族向け物件を探している方が多いようでした。
若い世代も活躍! 年々増え続ける「日本人留学生」
ニュージーランドでスポーツと言えば、ラグビー、クリケット、ホッケー、バスケットボールが主流です。サッカーの人気は近頃上がってきましたが、野球はまだまだ浸透していません。
そのような事情もあって、日本の有名な選手が野球の伝道をしているそうです。オークランド市内に8つの野球チームがあることを、筆者もこのイベントで初めて知りました。
ブースには、そのクラブで活躍している日本人男子学生さんが8名ほどいて、チラシ配りをしていました。メジャーになるには時間がかかるかもしれませんが、日本人のラグビーファンが増えていったように、ニュージーランド人も野球に興味を持ってくれることを期待しています。世界共通のスポーツとして、競い合いたいものですね。
留学生の数がここ数年で増えているということは耳にしていましたが、こうして10代の若い世代が活躍している姿を見て、実感として心に残りました。
「投資先としてのニュージーランド」の魅力とは?
今回は、ジャパンデーを通じて、オークランドにおける日本人の様子、及び不動産売買・投資的にいかに魅力ある国かを紹介できればと思います。
自然が豊富で治安もよく、子供の教育にも適した国ということで、近年移住・留学する人が増えています。欧米、中国、東南アジアに比べると日系企業の駐在人が少なく、個人事業で進出し、活躍している方が多いようです。
貿易港・観光都市としてのオークランドには、以前から多くのビジネスチャンスがありました。今でこそ寿司屋、ラーメン屋が点在していますが、50年前は何も無く、35年前からようやく数箇所の和食店ができたほどです。
和食店は20年前から徐々に増え、今日では至るところにSUSHIブームが起こり、箸で食事をするニュージーランド人がいる光景も珍しくなくなってきました。
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資産分散と償却メリットを狙った「ニュージーランド不動産」活用法
最近ではワーキングホリデー制度がありますので、特に20代の活躍が目立ちます。日本ではできないことをニュージーランドでたくさん経験するのでしょう。
日本のテレビで何気なく得ていた情報は、ここでは手に入りません。また、何気なく普通に食べていた品も、ニュージーランドでは得られません。そんな折、「それならば、一から自分で作ろう」と、製品化を試みる若い企業家が出てきています。
例えば、日本では普通に販売されている「歯間ブラシ」。この商品を手に入れようと思っても、当時のニュージーランドで販売されていたのは糸のフロスのみでした。薬局店、歯医者に行っても当然売っていません。
しかし、いつの間にか販売されるようになりました。元々この歯間ブラシは、日本製なのか、欧米から来ているものなのかわかりませんが、日本メーカーのものが店頭で販売されているのです。これは明らかに日本人が伝道しているか、またはニュージーランド人が見つけて、日本の製品を輸入しているとしか考えられません。
今までなかったものを販売するルート作りが形成され、何らかの形で日本人・日本製品が、この南半球の小さな国で貢献しているのです。
この国には、まだまだいくらでもビジネスチャンスがあります。我々は、日々不動産投資についてご紹介させていただいていますが、原点に立ち返り、ニュージーランドはどんな国で、どんな魅力があり、大事な資産を投資するに価する国なのかを日々伝道しています。
Author Profile
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元ツアーコンダクター。世界を周る中で、オセアニアのニュージーランドとオーストラリアを添乗したことがきっかけで、NZオークランドに移住を決意。淡路阪神大震災を経験したこともあり、1996年にオークランドへ移住実行。
「住居さえあれば暮らしは成り立つ」とワンルームマンションを購入したことがきっかけで不動産業界に参入。
20年間所属していた現地大手不動産仲介会社Harcourts(ハーコウツ)から、2018年創業の新しい不動産仲介会社Arizto(アリスト)Ltdに移籍。デジタル化社会・SNS時代に適合した独自システムを活用しながら、新時代の不動産コンサルタント業務に従事。精力的に活動している。
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