現地不動産屋が教えるニュージーランド移住&投資ガイド
Currency Rate1NZDJPY 74.75 USD 0.721 2021年01月24日 12:37 PM  更新

【連載155回目】【NZ不動産】発展するワイカト地方、注目度高く価格も上昇中

2020年11月13日

連載コラム 一色 良子

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コロナの影響で、ニュージーランドの不動産会社でも、物件管理にリモートを活用する機会が増えました。今回賃貸物件の確認のためにワイカト地方を訪れたのは、なんと1年半ぶり。街の様子が気がかりでしたが、そんな心配を裏切って、牧草地だった場所に住宅が立ち並び、地元不動産会社も増え、街は活気にあふれています。不動産価格も右肩上がりです。

約1年半ぶりに、ワイカト地方・テアロハの街へGO!

 

ニュージーランドでは2018年10月から法令が変わり、外国人による中古物件の購入ができなくなっています。以降、筆者の会社でも外国人への中古物件仲介は中断しています。また、コロナ禍の影響で、賃貸運営は現地管理マネージャーに託し、オークランドからリモートで報告を受けている状況です。

そのため、オークランド―ワイカト間の往来はほぼ中断されており、ワイカトへ行くチャンスも、なかなかありませんでした。

しかし今月、約1年半ぶりにテアロハの街を訪れました。

懐かしい道中、国内ならどこにでも広がっている牧草地の風景を眺めながら、途中の街、モリンスビルのミルク工場に向かうトラックとよくすれ違っていたこと、大雨の日には大量の水しぶきをかけられ、少々怖い思いをしながらドライブしていたことなどが、鮮明に思い出されました。また、よく訪れていたカフェで、お客様とともにニュージーランドらしい肉料理やワインを楽しみながらランチしたことも…。新緑も鮮やかで、車中からもワイカト地方の空気を満喫しました。

テアロハの街に到着したとたん目に飛び込んできたのは、街のシンボルである時計台と赤い橋、そしてそびえる山の景色。

早速、賃貸運営している物件や、その近所周辺を車で走ると、驚いたことに、開発がどんどん進んでいます。駅前には家が立ち並び、牧草地だったところはオークランドと同様、宅地造成がなされています。

そしてなんと、不動産売買仲介の会社も増えています。以前は、HarcourtsとProperty Brokersの2社がほぼ独占していましたが、仲介に特化した不動産会社も加えると、現在は7社あるとのこと。これらは、この数年で不動産売買のブームが起きているという証左でもあります。

われわれがこのテアロハの街に注目しはじめた2015年当時、3LDKの家は35万~40万NZドル台でした。30万NZドルでも古めの家が買えましたし、新築の家でも50万NZドル前後だったのです。しかし現在、平均的な家の価格は50万NZドル前後となっています。新築は60万NZドル後半から70万NZドルへと上昇しています。

ワイカト地方の平均価格は68万NZドル台ですが、これは、ハミルトンのセントラルやケンブリッジなど新興住宅街が増えたことで、平均値を上げているのだと考察しています。

日々、データやウェブサイトの映像を見ながら価格推移をウォッチしていましたが、現地に出向き、なにもなかった場所に新築の家が林立し、商店街には複数の不動産会社の看板が並び、コロナの影響にもまったく動じていない、活気あふれる街の様子を見て、この地を投資先として皆さんにご紹介したことに間違いはなかったと確信しました。

販売スピードですが、以前は、オークランドのような「オークション売り」はなく、売買成立も3ヵ月かかることもざらで、オークランドと比較するとかなり遅かったのです。しかし現在は、オークション販売も利用するようになり、売買のスピードも、いい家だと複数の買い手が現れ、数週間で売れることもあるとのこと。現地のセールスマンからは、物件リストが足りないという声もあがっています。

オークランドからのリタイヤ先としてはタウランガが有名ですが、このテアロハのコンパクトで整った街並みに魅せられた「隠れファン」もまた多いようです。

前月比1.2%上昇、100万NZドル越えをキープ

 

オークランドは先月と比較すると1.2%上昇で、100万NZドル越えをキープ。現在、銀行金利が下がり、ファーストホームバイヤーからの問い合わせが増えてきています。60万~70万NZドル台の価格帯が好まれるようで、以前なら豊富に物件が探せたのですが、ここ最近では、なかなか希望と合致しない模様です。

 

[図表]2020年10月のニュージーランド不動産価格

もっとも、オークランドの西・南方面なら買える価格帯でもあり、もちろんそのあたりの物件もありますが、購入希望者からの「家の質があまりよくないね」「子どもの学区が合わないなぁ」との言葉に、セールスマンが「あと10万ドルアップなら、なんとか期待に添えますよ!」と返すやりとりが、毎日のように交わされています。

新築のタウンハウスなら、かろうじて70万NZドル内で探せます。ただ、2~3ベットルームが主体なため、4ベットルームを希望される家族には合致せず、といったところです。「部屋は足りないかもしれませんが、高いレントを払うより、この3ベットルームを足掛かりに資産形成をしてはいかがですか?」と提案を続ける今日この頃なのです。

Author Profile

一色 良子
一色 良子Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長
1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。
1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。
現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動しながら、日本人のための投資コンサルタント会社Goo Property NZの代表として活躍中。
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