現地不動産屋が教えるニュージーランド移住&投資ガイド
Currency Rate1NZDJPY 91 USD 0.589 2024年04月16日 23:45 PM  更新

 

ニュージーランドのオークション事情

 

ニュージーランド最大の不動産代理店チェーンのハーコーツによると、住宅オークションの人気はウェリントンの数字が40%低下し、オークランドは3分の1、ニュージーランド全体の数字はほぼ4分の1減っています。

 

Harcourtsの最高経営責任者(CEO)Chris Kennedy氏は、オークションで不動産を売っている売り手が非常に少ないことを示すデータを公開しています。

 

以前は、ニュージーランドの不動産の販売の仕方といえばオークションの販売がほとんどを占めていました。日本では競売のようなイメージになってしまいますが、ニュージーランドではそれが一般的です。

 

Harcourtsが開いているオークションは、前年の246件から195件に20.7%減少しました。ですが昨年、全国の住宅価格は3%上昇しました。

 

Harcourtsによって売却された居住用不動産の平均価格は、2016年12月600,460NZD (日本円で48,036,800円 1NZD=80円として)でしたが、先月は618,450NZD (日本円で49,476,000円 1NZD=80円として)でした。売上戸数は1,716戸から1,659戸に3%減少しました。

 

オークランドのオークションは、2016年12月の94件から2017年12月の67件へと29%減少しました。オークランドの平均販売価格は、2016年12月の959,104NZDから2017年12月の1,007,380NZDに5%増加しました。(日本円で76,728,320円から80,590,400円へ  1NZD=80円として)

 

ウェリントンのオークションは2ヶ月間で25戸から15戸に20%低下しました。一方でウェリントンの平均販売価格は465,301NZDから507,712NZDに9%上昇しました。(日本円で37,224,080円から40,616,960円へ 1NZD=80円として)

 

そして、クライストチャーチのオークションの数字は、1年で53%から32%に39%減少しました。

 

 

不動産市場におけるオークションの立ち位置

 

Kennedy氏は、クリスマスシーズンが売り上げを助けたことはないと語ります。12月は、一般的に、人々は忙しく、不動産業会はとても静かな月です。

 

書面による解説では、彼はオークションの数の低下を認めましたが、買い手はこの販売手法が強い市場においては最高だという信念を持ち続けていました。しかし彼の代理店はその見解を変えようとしてしました。

 

“これは来年の変革のために引き続き働き続けるもので、買い手はその信念を変えようとしないことに不利益を感じていると思う”と述べています。

 

“売り手は、オークションで安価になるとは思っていません。

 

売り手が覚えておくべき重要なことは、オークションでは、彼らは常に価格をコントロールすることがで切るということです。“

 

彼らは予想金額より少ない金額で販売する必要はないと強調しました。

 

Harcourtsだけがオークション数の激減に気づいたわけではありません。

 

Barfoot&Thompsonは、オークランドの他の不動産会社よりも多くのオークションを保有していますが、過去2年間にオークション出席率と制約率が低下していると言います。

 

以前はオークションにぎっしりと人々が詰め掛けていました。しかし最近のオークションでは、多くの空の椅子が目立ちます。

いくつかの不動産は、オークションの日の前や、そのあとに希望額に達し販売されます。

 

BarfootsのオークションマネージャーのCampbell Dunoon氏は、投資家の市場は、過去3〜4ヶ月で政党の変化の為に少し神経質になっていると語ります。

 

Barfootsは昨年、7,000件以上の住宅・商業用不動産をオークションしたと同氏は語ります。

 

Harcourtsは、1年間でオークション数が改善されたエリアを見つけました。中央エリアでは、オークションは前年の44件から60件に36%増えました。

 

オークションの数は不動産の価格には比例しないことがこれでわかりました。ナショナル党からレイバー党に政権が移ったことで人々の関心は不動産に寄せられていることは間違いありません。

昔ながらのオークションといった販売方法が少なくなりましたが、希望額で売却できるのであれば売り手には嬉しい市場が引き続き続きそうです、

 

ニュージーランドの不動産の販売方法も、ビットコインがでてきていたり、変革の時期なのかもしれませんね。

 

 

最近の記事

関連記事

Related Post

ニュージーランド ガイド

New Zealand Guide

ニュージーランド ガイド

New Zealand Guide