現地不動産屋が教えるニュージーランド移住&投資ガイド
Currency Rate1NZDJPY 78.99 USD 0.696 2017年10月22日 07:56 AM  更新

投開票が進むNZの国政選挙・・・不動産市場への影響は?【連載第107回】

2017年9月29日

連載コラム 一色 良子

オークランド 政府 政治 海外不動産

2017年8月、ニュージーランドの不動産売買数は非常に緩やかなものになりました。その要因の一つは、9月23日から始まり、10月12日に結果が判明するニュージーランド国政選挙でしょう。今回は、ニュージーランド不動産の売買件数と、2017年国政選挙の関係性を探ります。


冬場&選挙前であることから、国民は不動産売買を躊躇

 

8月分の国内不動産売買数のデータが発表されました。
国内平均20%対前ダウンという結果。

 

各地の数値は次の通りです。

 

●南島=37.3%
●ノースランド=29.4%
●タラナキ=25.9%
●ワイカト=25%
●オークランド=21.5%

 

オークランド内の物件評価額においても、0.5%~1.6%の下落となっています。

 

●パパクラ =1.8%
●ワイタケレ=0.6%
●マヌカウ・フランクリン=0.1%
●ノースショア=0.2%
●ロドニー=1.6%
●オークランド市内・東地区=0.5%

 

国内平均売却価格=63万9051NZドル 対前8.1%上昇
オークランド平均売却価格=104万5059NZドル 対前7.2%上昇

 

国内不動産売買数は小刻みに上下していますが、冬場という季節柄、また国政選挙前ということで、売買を躊躇する国民が多いようでした。

 

2017年選挙結果のゆくえ…誰が首相となるのか?

 

世界が注目するニュージーランドの国政選挙。9月24日(日)時点の投票結果は次の通りとなっています。

National(与党)が46%、Labour(野党)が35.8%。座席数は、ナショナル(青)58席、労働党45席(赤)とNZファーストが9席(黒)、グリーン党7席(緑)とACTが1席(黄)、マオリ党がゼロという結果となっています。

 

107-2

107-3

 

まだ海外からの投票が反映されていないため、ニュージーランド・ファースト党の動きによっては、ナショナル党の勝利とならず労働党が勝つ可能性もあります。

 

最終結果は、10月12日(木)に発表されます。

事前投票や、海外からの投票の集計には少々時間がかかるようです。

 

9月24日(日)の開票結果は上記で紹介した通りなのですが、海外投票結果等を計算し、各党が連立するかどうかで、最終結果が出るとのこと。

日本とはシステムが異なるので、一体どこの政党が勝ったのか分かりにくいと思いますが、現時点では決定されていないため、なんとも言えません。

 

ニュージーランド国民はもちろんのこと、我々移民=永住権保持者にも選挙権が与えられています。

こちらも日本と異なる仕組みですが、自らの一票でニュージーランドの国政が形成されていくと思えば、非常に重いもの。慎重に選んで投票しました。

※26日現在、主要政党である国民党、労働党のいずれも過半数の議席を獲得できなかったため、ニュージーランド・ファースト党との連立協議に入っています。

 

個人的なことですが、たまたま隣の家の奥様が、議員に立候補しました。

現時点では勝利したとのことで、今後所属する党が勝つかどうかで、どのような政治活動を行うのか変わっていくのでしょう。

議員といっても、普通の母親として近所の人々と交流しています。

「私は議員よ」と気取らず、政治活動においても近所の人達に「私に一票を」と強要せず、まったくもって普通の交流をします。

ニュージーランド人の国民性を感じるエピソードと言えるでしょう。

 

今週は政治のお話をしましたが、ホットなニュースで、かつ我々の事業にも大いに関連してきますので、今後もニュージーランド国政に注目したいと思います。

サマータイムが始まったニュージーランド。
これから、不動産売買が春・夏クリスマス前までの時期に活発になってきます。

銀行の融資にも期待したいという会話が聞こえてきました。

 

売却計画実行する家主はもちろんのこと、建築業社、不動産販売業者、物件購入計画者は、それぞれの立場でこれから忙しくなると思われます。

オークランド地区は、ますます住宅開発を活発化しています。

牧草地の宅地造成の市役所認可も出たため、選挙後は実行に向けて進んでいくことでしょう。

 

 

Author Profile

一色 良子
一色 良子Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長
1982年、大阪女学院短期大学英語科卒業。カリフォルニア大学デイビス校留学。帰国後、旅行会社のツアーコンダクターに従事。1987年、ニュージーランドツアーの添乗を機に、移住希望を持つ。
1995年1月の阪神・淡路大震災を経験し、1996年に移住を実現。 自己の居住用物件さえあれば、落ち着いて生活ができると感じ、ワンルームマンション購入を実行。その経験を生かし、不動産業界に参入。当時インターネット環境が整いつつある中、日本語ウェブサイトを開設し、留学・観光・不動産投資についてのコンサルティングを始める。
現在、ニュージーランドの大手不動産売買仲介会社であるHarcourts New Lynn(ハーコウツ・ニューリン)支店にてセールスコンサルタントとして活動しながら、日本人のための投資コンサルタント会社Goo Property NZの代表として活躍中。
連載コラム 記事一覧 >

ニュージーランド ガイド

New Zealand Guide

ニュージーランド ガイド

New Zealand Guide