現在、数百万人ほどいるニュージーランドの億万長者数は10年前に比べて2倍に近づいているという新しい報告があります。
この数値は、純資産の高い個人を引きつける魅力がニュージーランドにはあり、その魅力が億万長者を引きつけているということを示しています。
報告書によると、昨年のニュージーランドでは98,800人の億万長者がいたのに対し、2015年には89,000人、2006年には52,000人だったとのことです。
10百万NZD以上の資産を持つ人も、2006年の1,520人から2015年2,600人、去年は2,890人と格段に上昇しています。
30百万NZD以上の価値がある人は、2006年の460人から2015年には790人、2016年には880人に増加しました。
100百万NZD以上の人口を見ると、2006年の47人から2015年には80人、2016年には89人に増加したというのです。
ビリオネアは3人で、2015年と同じです。2006年には2人の億万長者がいました。
富裕層が増加した秘密は?
ニュージーランドは、昨年、「超富裕層」の人口が大幅に増加したカナダ、カタール、モナコ、イスラエル、オーストラリアを含むいくつかの国々の中の一つです。
これらの国々が共有しているのは、純資産の高い人の移住を誘致し、財政的かつ政治的な「安全な避難所」として優れた生活の質を提供する能力です。
特にオーストラリアですでに見てきたように、これらの要因は今後10年間で繰り返し重要視されるテーマになるでしょう。
さらに、オーストラリアは、現在から2026年の間に「超高純資産個人」が70%増加すると予想されています。
オーストラリアとニュージーランドへの裕福な人々の継続的な移住は富裕層の増加へと繋がっています。
またニュージーランドは、2015年の商品価格の下落から回復し、株式市場の回復力と堅調な不動産リターンがあり、将来的には良好な経済ファンダメンタルズと安全な避難所としての地位を獲得することになります。
オークランドは、豊かな人々のための世界の「主要な都市の拠点」の一つとして選定され、「非常にうまくいっている」と言われており、今後10年間を楽観的に見る理由がそこにありました。
今後10年のスタートとなる2017年のインパクトは?
2017年の残りの部分を見ると、世界は岐路に立っていることは間違いありませんでした。
2017年の世界的なマイルストーンには、ドナルド・トランプの大統領初年度、英国Brexit、ドイツとフランスの選挙、そして中国における重大な権力の継承が含まれるでしょう。
すべてが、世界的な金融危機のように富の創造と富の流れにまで及んで影響を与える可能性があります。
ニュージーランドでは、2028年までに168,000人のミリオネアが存在するようになると予測しており、4,910人が10百万NZD以上、1500人の 30百万NZD以上、151人の100百万NZD、5人のビリオネアまで数字が成長すると予測しています。
こう数字を追って見ると、ものすごい数の富裕層がニュージーランドにはいるように思えます。“ビリオネア“は資産1,000億円以上を指すのですから。マイルストーンの中に色々なものがありましたが、確かに北半球で何か起きると、南半球に富裕層が移民してくるのは確かです。
特にニュージーランドの永住権はアメリカなどとは違い、ずっと住まなくても破棄されるものではありません。一度取得してしまえば、いつでも“避難”が可能ということになります。
そういったことも移住の速度の強化を促しているのでしょう。
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