アメリカ人は今、オーストラリアとアルゼンチンの安いヴィーノではなく、高価なニュージーランドワインに恋しています。
2016年にアメリカに出荷されたニュージーランドワインは、昨年より11%増の4億ドルとなりました。
Gemberg、Fredrikson&Associatesの統計によれば、上位8社の輸入業者の中で最大の利益であり、オーストラリアをはじめて上回りました。オーストラリアの出荷は8%減少し、アルゼンチンは4%減少しました。
目利きのいい消費者が多いアメリカで、価格の高いニュージーランドワインが急成長を遂げています。
アメリカへの輸出は過去5年間で2倍になり、Constellation Brandsのような生産者にとって最大の市場です。Kim Crawfordのソーヴィニヨン・ブランは米国で1番目の売れゆきです。
ワインを身近に親しんできた新しい世代が台頭し、その世代は高いワインへと視線を向けています。これらの傾向は当然ニュージーランドのような国へと目を向けていきます。
昨年米国に輸入されたニュージーランドのワインの量は14%増の730万ケース、オーストラリアの輸入は11%減の1670万ケースとなりました。
ニュージーランドでも歓迎される輸出の多様化
ニュージーランドでは、輸出の割合が乳製品や肉製品に占められており、需要の拡大は歓迎された多様化です。
ニュージーランドの生産能力が限られているため、大量のワインを海外に送り出すことができず、主要市場では品質をターゲットにしています。現在、アメリカではイタリアとフランスに次いで3位の輸入国であり、昨年輸入された1億2,300万ケースの5.5%を占めています。
人々はただ高価なワインを飲みたいだけでなく、フレッシュかつフルーティーで繊細、加えて少し軽めなニュージーランドが生み出すワインスタイルを楽しんでいます。
アメリカは2015年にニュージーランド最大のワイン市場になりました。昨年、アメリカへの出荷は2011年の21%から29%に増加しました。
ニュージーランドのワイン輸出総額は、2016年6月30日締めで10%増の15億7000万NZドル(11億米ドル)になりました。
2020年までに20億ニュージーランドの海外売上高を目標とし、そのランキングを第6位の輸出国と位置づけています。
近隣のオーストラリアは苦戦をニュージーランドに強いられています。オーストラリアワインを知っている消費者の認識を変えることが課題であるとのことです。
ちなみにニュージーランドで注目すべきエリアとしてMarlboroughのHawke’s Bayが挙げられています。
ホークスベイは、ニュージーランド北島の東海岸から南太平洋に広がっています。
海洋の気候は、そこで栽培されたシラーが熟し過ぎてアルコールに変わるのを防ぎます。 代わりに、ワインは濃縮されており、しばしばフランスの北ローヌの味を彷彿させるジューシーでスパイシーな特徴を持っています。
おすすめワイン:Te Mata Bullnose Syrah 2014 ($45)
ブラックベリー・ブラックペッパー・バイオレットの香りが濃縮されています。
変わり種ですが、最近ではこんなワインも販売されています。
まさかの缶ワイン!お花見にあったら売れそうですね。
最近では日本でもニュージーランドワインを出すお店も珍しくなくなりました。
日本でも昔はオールドワールドのワインばかり扱っていましたが、最近ではニューワールドも好まれるようになりました。
ニュージーランドワインにはどんどん有名になってもらい、ニュージーランドの経済に貢献してほしいものですね!
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