地方住宅開発契約が必要なほどの不動産人気
ハミルトン市議会が、住宅開発に関しての新しい契約をニュージーランド政府と結んだことを、建設大臣のニック・スミスが発表しました。
「ハミルトンの人口はここ3年間で7%以上の成長を遂げており、これが住宅供給に対する圧力を高めている」とスミス氏。
今後の予測では、人口は2016年の161,000人から今後5年間で177,000人に増加すると予測されています。
政府は住宅不足を解消するために、住宅開発のための新たな地域に向けて、ハミルトンに新しい住宅協定を調印しました。
これは、今後3年間で4,200戸の住宅と地域の目標を掲げたものです。タウランガ、オークランド、ネルソンにおける同様の協定はすでに延長されています。
政府の評価基準によると、記録的な移民数の増加と低金利は今年の住宅市場を圧迫し続けています。結果、ニュージーランドでは2016年11月の不動産価格が前回の市場ピーク時(2007年)より51%上昇しました。
51%!!!
10年以内に51%も上がるなんて凄まじい人気です。
100万円が150万円になるように、不動産を3,000万で購入していたら4,500万に!!年5%以上の上昇です。
こんな状況ならば、預金金利が2%あり、定期預金金利が3−4%のニュージーランドにおいて、国民は現預金を持つよりも不動産を所有することを選ぶのは当然ですね。
地方都市ハミルトンへの影響と解決のカギ
深刻な住宅不足は大規模な都市であるオークランドだけでは解消できないため、他の地域にも住宅の関心が流れています。そのおかげで、ハミルトンの住宅価格は年間で23%上昇しているのです。
準備銀行は、特に投資家には需要に対してポジティブな措置をとっていますが、主な問題は供給数にあると一貫して言い続けています。
ニュージーランドは政府が供給数をコントロールしているために、東南アジアのように供給過多になることはありません。
オークランドハウジング協定に関する3年間の報告書によれば、目標の39,000人の96%にあたる37,538の新しい住居が示されています。
昨年のオークランドでは住宅投資額が34%成長し、記録的な48億ドルに成長ました。供給の拡大に伴って成長率が伸びています。
スミス氏によれば、この住宅不足問題への解決策は1つではありませんが、解決の主要要素は土地供給にあると見ています。 将来を見据えて、彼は「新年の大都市再開発計画を支援する法律を推進する」と語っています。
この言葉で分かるように、政府は不動産の購入や所有をより良くするための改革を提案しているということです。海外不動産市場としては注目せざるを得ませんね。
これらの改革の重要な点は、部屋数の規模の拡大です。
現在のところ、複雑なマンションなどの一棟当りの平均部屋数はわずか10部屋ですが、多くの新しい開発には100以上の部屋数があるとのことです。
このように供給を増やすとともに、買収時のより良いルールを含む提案は2017年3月まで実行されます。
地方都市もますます目が離せないニュージーランド!
ハミルトンは、オークランドのすぐ南に位置するハミルトン-ワイカト地方の緑豊かな牧草地です。映画『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』にも登場しています。オークランドへもバスで2時間ほどであり週末にオークランドシティに遊びに行くことも可能なため、人気が高まっています。
移民としては大都市オークランドに住みたいけれども。移住ポイントを考慮したらハミルトンでもいいかな。ということもありドンドン人気は高まっているのです。
日本でも利回りが高いということで地方物件が人気ですが、あくまで満室想定で利回りを出しています。日本で地方都市での実需ベースで考えると空室率は大きな問題です。
ニュージーランドは地方都市まで需要としてこんなに人気があるところを考えても、今後も地方都市の動向にも目がはなせません!
Author Profile
最新の投稿
- 最新のお知らせ2019.05.09姉妹サイト「GooAsset」オープン!!
- 最新のお知らせ2018.06.27オークランド近郊のHousing NZ物件 2件追加!!
- 最新のお知らせ2018.02.26Auckland 物件追加!!!
- 最新のお知らせ2018.02.06Te Aroha物件2件追加!!!