12月のニュージーランドの景気は緩やかなものでしたが、建築業を中心に上昇しました。
12月の一般経済見通しについては、21.7%の企業が好調で、前月の20.5%からの上昇となりました。純資産が11月の37.6%より、39.6%と上昇しました。
ANZのエコノミストも「建設部門は最も伸び率が高く、製造部門は最も少ないが、すべての部門の経済が伸びている」と話しています。
建築業、そしてその他の産業の景気や施策
ニュージーランドの経済は、住宅不足による不動産業界の盛り上がりとカンタベリー地震被災地の再建によって急速な成長を遂げていますが、そのベースは観光業と記録的な移民の消費支出です。
映画で見られる美しい風景などは観光業にも影響を与えているかも知れません。
ニュージーランドで撮影された映画といえば、ホビットやナルニア国物語が挙げられます。ニュージーランドには13の国立公園があり、太古の森や地形、希少な野鳥、野生動物など、素晴らしい大自然が広がっています。
それもそのはず、ニュージーランドにはDOCとよばれる環境保全省があります。
ここはニュージーランドの自然や歴史的遺産を保護する任務を持つ政府機関で、撮影で使われる土地の多くを管轄していて、撮影クルーがその自然をこわさないように管理などもしています。
さらに、ニュージーランド政府は英国やカナダ、米国のいくつかの州と同様に、ニュージーランドを撮影場所とした映画を制作するためのコストを一部負担しているのです。2014年にニュージーランドはその割合を15%から20%に引き上げました。最近では、ロケ地観光で最も人気のある場所はニューヨークや北アイルランドを抜いてニュージーランドがトップとなりました。
ニュージーランドがいかに外資に関して奨励しているかがわかりますね。ニュージーランドは小さな国なので、外資を取り込まなければ国が潤いません。最近では自国民より移民がGDPを挙げているというデータがでている程なのです。
そのほかにも、
ニュージーランドでの投資には投資家にとって下記のメリットがあります。
・資本の流出入に制限がない
・基本的にはキャピタルゲイン税がない ※
・調査と開発に要する費用は100%課税控除できる
・映画と石油探査・鋼業を含む事業(以下参照)については税制上の優遇措置と助成金がある(JETRO参照)
・原料は無関税で輸入できる
など外資獲得のために様々な施作があります。
建築業の成長率が目覚ましい要因として、住宅不足が深刻だということがありますが、その住宅不足はそもそも、海外からの購入者が増えているからだとも言えます。そして住宅不足を緩和させるためにさらに外資の建築会社が参入してくる…結果として海外不動産市場の中でも稀に見る面白い現象が発生しているのです。
いずれにしろ、ニュージーランドの経済の見通しは、上記を見る限り明るそうですね。
現在真夏のニュージーランド。ご旅行を考えている方はニュージーランドで撮影された映画を見て今からイメージトレーニングをするのもいいかもしれませんね!
<以下ニュージーランドにて撮影された映画>
ナルニア国物語
ロード・オブ・ザ・リング
ホビット
ラスト・サムライ
ウルヴァリン
バーティカル・リミット
ピアノ・レッスン
世界最速のインディアン
キングコング
さらば あぶない刑事
など
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