現地不動産屋が教えるニュージーランド移住&投資ガイド
Currency Rate1NZDJPY 90.18 USD 0.586 2024年04月19日 11:40 AM  更新

どれがお好み?バラエティ豊かな温泉大国ニュージーランド

2016年8月3日

NZニュース

旅行 温泉 観光

温泉は日本独自の文化。日本だけのもの。なんて思いがちですが、ニュージーランドは日本と同じように全国いたるところで温泉が湧き出ています。

特に今回紹介する街・ロトルアの周辺は、日本の温泉街のようにあちこちで湯煙が立ち、街中が硫黄の匂いで満ちています。

 

地元ならではの天然温泉の楽しみ方

 

ニュージーランドの温泉文化はもともと先住民のマオリ族が培ってきました。

古くからマオリ族にとって、温泉は大地の神様から与えられた崇拝するものであり、同時に生活に欠かせないものでもありました。それが今でもニュージーランドの温泉文化として色濃く残っています。

ロトルアには「Polynesian Spa(ポリネシアン・スパ)」という温泉施設があります。ほとんどの旅行ガイドブックに載っている温泉施設ですが地元の人たちはほとんどここには行きません。
地元の人たちが好むのは天然温泉です。ロトルアの周辺にはいくつも温泉が湧き出ているので、わざわざお金を払って温泉施設に行く必要がないのです。

ほとんどの温泉は、熱湯の流れと、冷たい水の流れが川の中に混在しています。温泉に入る人たちは熱湯と冷水が合流する、自分好みの湯加減のところを見つけて浸かります。
ちなみに何故かニュージーランドでは、温泉に浸かる(soak)という言葉とほぼ同義語?で「泳ぐ」のswimを使うこともあります。温泉は温泉でも、水着で入ることもあるのでスパのような認識が強いのかもしれません。
その他、hot pool(ホットプール)”と呼ぶこともあります。一般的な温泉施設のお湯の温度は「37~40度」なので確かに温泉よりはぬるいですね。

熱くなってきたら冷たいほうに移れば良いし、寒くなったら温かいほうに行けるので、いつまでも温泉に入っていることができます。長い人は1時間以上浸かります。
しかも、川底には泥が沈殿していて、天然の泥パックをすることもできるのです。実際に、ロトルアのお土産物屋では泥パックが名物として販売されています。

 

よりどりみどりな天然温泉

 

こちらの温泉は英語で “Champagne Pool(シャンパンプール)” と呼ばれています。常に炭酸ガスを噴出しているからです。幻想的ですね。そしてネーミングがかわいい。

onsen-2

【Champagne Pool】
Waiotapu 3083 New Zealand

 

 

こちらの温泉は“Inferno Crater Lake”、直訳すると「地獄の火山湖」と呼ばれていて、湖の下には世界最大の間欠泉があります。約40日周期でお湯の量が変化し、そのお湯の量に合わせて写真のような真っ青から乳白色まで色が変わるため、訪れるたびに違う色の温泉を見られます。

onsen-3

【Inferno Crater Lake】
587 Waimangu Road | Rotorua, Waimangu 3073, New Zealand

 

他にも “Devil’s Bath(悪魔の風呂)” と呼ばれる緑色の温泉。抹茶ミルクみたいな色ですね。

onsen-4

【Devil’s Bath】
201 Waiotapu Loop Road RD 3 Waiotapu, 3073 New Zealand

 

3.8ヘクタール(38,000平方メートル)もある世界最大の温泉湖 “Waimangu Cauldro (ワイマングの大釜)” などがあり、ロトルアは隠れた温泉の宝庫なのです。

onsen-5

【Waimangu Cauldro】
587 Waimangu Rd, Rotorua 3043

 

マオリ族文化と温泉街・ロトルア

 

日本よりむしろ温泉の種類は多いのではないでしょうか???
ニュージーランドの温泉も「湯治場」として古くから使われてきました。

まだ西洋医学が渡ってきていない時代にも、先住民のマオリ族は温泉がさまざまな病を治すことを経験的に知っていたのです。温泉に浸かることで肌の疾患や打ち身、捻挫を治し、温泉を飲むことで胃腸の調子を整えていたといいます。

その後、西洋医学が入ってきてからは温泉治療の病院が全国に作られ、マオリ族が行っていた治療以外にも、肥満やリウマチ、不眠症の改善や、温泉を沸騰させた蒸気を吸うことでノドの疾患を治すなどの本格的な治療が行われるようになりました。

また、温泉街として有名なロトルアの不動産は、減価償却物件の穴場でもあります。
価格帯は、NZ$400,000~600,000で平均的な家が購入できる地域です。
賃貸も、それに合わせると、週NZ$350~500の相場。
キャピタルゲイン上昇率は、オークランドに比べると半分くらいの伸び率ですが、まだまだオークランドに比べると低価格で割安感のあるロトルア。
優良な海外不動産市場の中でも注目のエリアとなっています。

オークランド滞在に時間の余裕のある方はロトルアまで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?

 

 

最近の記事

関連記事

Related Post

ニュージーランド ガイド

New Zealand Guide

ニュージーランド ガイド

New Zealand Guide