ニュージーランドの人口に対する車の保有率は高く、プエルトリコ、アメリカに続き世界第三位です。
広大な土地に町やたくさんの観光地が点在しているため、車移動がメインの国ですが、電車も勿論あります。
しかし一言で電車といっても、日本の電車とは似ている部分とそうでない部分がありますので、どんな様子かみてみましょう。
こちらはオークランドのQueen StreetにあるBritmart駅の写真です。
駅構内は案内表示もなく、導線が整備してあるわけでもないため、特に外国人にはわかりにくく、乗車チケットを買うコーナーを見つけるのも一苦労です。
券売所ではレシートのようなものを渡されますが、実はこれがチケット。日本のような厚紙の切符ではないので、間違って捨ててしまわないように注意が必要です!
切符は改札で、昔ながらの車掌さんに切ってもらうスタイルなので、日本の電子改札に慣れているととてもびっくりします。
ホームは地下深くにあるため、どんどん下っていきます。長いエスカレーターを下ると、たくさんのホームが並ぶ広大なフロアが現れ、まるでハリーポッターの世界の様です。
電車が来ました!
小ぶりな電車の中はとっても綺麗で、乗っている人も少なくゆったりしています。イメージ的には日本のゆりかもめに近いと思います。
駅を出発するとすぐにニュージーランドの自然が広がります。のどかですね。
Sylvia Park駅に到着。人も少なく、田舎の駅といった感じでちょっと寂しいですね(笑)
とはいえ、この駅は、駅直結で巨大ショッピングモールにアクセスできるとても便利な駅なのです。
こちらのショッピングモールのご紹介はまた後日UPしますね。
日本と比べると、かなり違いが多いですよね。まだまだ車社会なので電車に乗る人が少なく、整備も充実とはいい難いというのが現状です。
電車事情の現状と2030年への計画
ニュージーランド最大の都市、オークランドの今現在の電車事情ですが、下図のとおり、駅数や本数も多くありません。
しかし、下の2030年の路線計画図を見てください。
15年間で、倍以上の数になる予定です!すごい数ですね。
なぜ政府はこんなにもインフラを整備する必要があるのか?
それは大幅な人口増加が起こっているからです。
図でもわかるように、2015年度は約65,000人がニュージーランドへ移住しています。
これだけ人口が増えるのであれば、インフラも必然的に整備しなければなりませんね。
インフラが整備されることによる経済効果が期待でき、どんどんGDPも上昇していくでしょう。
となると住居も増やさなくてはなりません。
人口増加と住居不足
実は、人口増加による住居の不足はすでに起こっています。
再び、オークランドを例に見てみましょう。
現状としては、需要に対して供給が約半分しか追いついておらず、
戸建もマンションも、建ったらすぐに売れてしまうほどの住居不足です。
さらに、以下のような都市計画が政府から発表されています。
交通網だけではなく、今後様々な開発計画が進められているのですね。
これだけの開発計画があれば、経済もうなぎ上りです。
ファイナンシャルリテラシーが高い方は、海外不動産の中でもニュージーランドがいかに注目されているかがおわかりになったかと思います。
今後の開発計画からも目が離せませんね!
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