現地不動産屋が教えるニュージーランド移住&投資ガイド
Currency Rate1NZDJPY 91.08 USD 0.589 2024年04月20日 07:46 AM  更新

別荘にも投資物件にもなるNZの「ウォーターフロント」の家

2016年3月7日

連載コラム 一色 良子

オークランド 投資 物件

ニュージーランドの大自然を感じるウォーターフロントの不動産は、別荘や投資物件として人気が高く、注目を集めています。今回は、ウォーターフロントに建つ実際の物件を2つご紹介します。


 

多くの人が憧れる「ウォーターフロント」という条件

今回は夏のニュージーランドから、ウォーターフロントの不動産をご紹介したいと思います。まさにニュージーランドの大自然を感じられる場所、3月に入ってそろそろ春の声が聞こえてくる日本の皆様には、ちょうどよい目の保養になる物件だと思います。

 

【1】オークランドのノースショア地区物件

 

アクセス:オークランド市内中心から北へ車で約40分

築 年 数:1980年建造

敷地面積:1282㎡

建 築 物:4ベッドルーム、2リビングルーム、1バスルーム

 

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アルバニーなどの学校・商業地区から田園のような雰囲気漂うブッシュ地域を通り、この物件へとアプローチします。築36年になるため、キッチン、バスルームは時代を感じる古いものですが、ウォーターフロントにあり、皆が憧れる物件です。

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カヤックや、フィッシングを楽しみに、週末には、友人を招待してホリディー気分。広大な風景の中でのサンセット鑑賞はとっても贅沢なライフスタイルです。

 

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別荘として住むのもいいですが、それよりも面白みがあるのは投資物件としての購入です。今はやりのキッチンシステム、バスルームに改装して再販売するのです。

 

ここ数年、サイズの小さいタイルを敷き詰めるスタイルが流行しています。この物件のタイルもその流行に近いものですが、バスタブは古いので交換します。シャワーは「ウォークイン」といって、ドアをつけずガラスの壁を片方に設置して、出入りするタイプが人気です。具体的な例は、別途ご紹介したいと思います。

 

最近のキッチンも、白を基調にしたイタリアンストーンを使用するデザインが人気です。オーブン、電子レンジも目線の位置に設置します。

 

ここが改装されれば、とても素敵な家になることでしょう。

 

ただ、ニュージーランドの方達は家を大事にしますので、そのままでも懐かしいデザインであるこの家を、清潔に整え、そのまま暮らすことも考えられます。とくに、年配の方の場合はそのようにする可能性が高いかもしれません。

 

新しく家を買うからといって、全面改装が絶対条件とならないのが、日本と大きく違うところでしょうか。日本人の場合、賃貸は別として、マイホームとして手に入れるとなれば、畳1枚いたるまで新品を好みます。むしろ、すべて購入するお金が用意できてから家を買う、という考えが多いかもしれません。

 

ところがニュージーランドでは、予算によって新品にするかどうかが左右されます。たとえば、今回はカーペット交換、お金が貯まれば今度はペンキの塗り替えを・・・というふうに、徐々に改装していくのです。

 

自然豊かな場所に建つ瀟洒な築浅物件は即入居可

【2】ワイカトのタマヒレ地区の物件

 

アクセス:オークランドから車で1時半のハミルトン中心から車で約20分

築 年 数: 2004年建造

敷地面積:5001㎡

建 築 物:5ベッドルーム 3バスルーム 3リビングルーム 3台分のガレージ

 

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まだ築10数年で、キッチン、バスルームのコンディションもよく、すぐに住める物件です。

 

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ワイカト地区も商業、学業が盛んな街で、人の流れは多くあります。とはいえ、ニュージーランド第4番目の都市で人口約23万人、東京都墨田区と同等数の街です。ちなみに、オークランドは、福岡が姉妹都市になっていて人口約140万人の街です。

 

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羊の方が多いとも言われている国で大都市オークランドとはいえ、この人口ですので、ハミルトンから南に20分走った街タマヒレの町の環境がどんなところか想像がつくのではないでしょうか。

 

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それぞれ、オークション(競売)、テンダー(入札)の販売方法を使っていますので物件価格の紹介は難しい面がありますが、【1】250万NZドル前後、【2】180万NZドル前後ではないかと予想しています。

 

都会の雑踏から逃れ、海や川の水面を眺めながら、のんびり過ごせる場所・・・。ライフスタイルを変更するチャンスかもしれません。

Author Profile

一色 良子
一色 良子Goo Property NZ Ltd. 代表取締役社長
元ツアーコンダクター。世界を周る中で、オセアニアのニュージーランドとオーストラリアを添乗したことがきっかけで、NZオークランドに移住を決意。淡路阪神大震災を経験したこともあり、1996年にオークランドへ移住実行。
「住居さえあれば暮らしは成り立つ」とワンルームマンションを購入したことがきっかけで不動産業界に参入。
20年間所属していた現地大手不動産仲介会社Harcourts(ハーコウツ)から、2018年創業の新しい不動産仲介会社Arizto(アリスト)Ltdに移籍。デジタル化社会・SNS時代に適合した独自システムを活用しながら、新時代の不動産コンサルタント業務に従事。精力的に活動している。
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